ムズムズ脚症候群の症状と原因!子供や妊婦にも?病院は何科?
脚がムズムズして気持ち悪い感覚を覚えたことはありませんか?
夕方にソファーなどでくつろいでいる時や、夜寝ようとした時に起こる症状として、
「ムズムズ脚症候群」とは聞き慣れない病気ですが、意外と症状に悩んでいる人は多いとされています。
当然、睡眠に集中することもできず、夜眠れないことの反動で、昼間に疲労感が現れて仕事などに支障を来すことも考えられます。
いずれにしても早めに治療して、不快感を取り除くことが大切です。
今回は、そんなムズムズ脚症候群の主な症状や原因、治療薬などについてご紹介します。
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ムズムズ脚症候群の症状と原因!
ムズムズ脚症候群になると・・・
・痒みが出る
・痛みをともなう
・虫が這っているような不快感がある
といった症状が目立ちます。
特にこれらの症状は、夕方から夜にかけて出ることが多い傾向にあります。
帰宅途中の電車で座っている時に起こることもあれば、寝ようと思って布団に入った時などによく見られます。
最も多いのは、やはり寝る時に感じることで、ひどくなると不眠の原因になります。
じっとしている時に起こることが多く、歩いていたり、足を動かしている時にはあまり感じないようです。
原因については、すべてが解明されている訳ではありません。
単に、足を酷使した時の疲れで起こるものでもないといわれています。
鉄分が不足すると、 ドパミンという内神経伝達物質が減少してしまいます。
ドパミンが減少することで、脳に正しい情報が伝えられなくなり、体の機能に支障が出やすいことが関与している可能性も高いです。
他にも、末梢神経や脊髄に異常がある場合や、遺伝によってもムズムズ脚症候群に陥りやすいとも考えられており、決して楽観しすることはできません。
ムズムズ脚症候群は子供や妊婦にも多い?
この病気の特徴の1つとして、 妊婦さんに多い傾向があるのです。
妊婦さんは、どうしても胎盤や子宮に血液が集中し、どうしても鉄分不足になりがちです。
また、体内のミネラルバランスも崩れやすいので神経伝達に支障が出やすく、ムズムズ脚症候群になってしまうようです。
突発的な症状ですので、 マッサージや ウォーキングなど対症療法で様子を見ていきます。
ムズムズ脚症候群は、高齢になるほど多いともいわれますが、子どもにも症状が出ることがあります。
その場合は、遺伝的要素が強いようです。
両親や祖父母にこの病気の人がいて、子どもが似たような症状を訴えた場合は、親から譲り受けた体質なども影響していると考えられます。
ただし、痛みや痒みだけでは判断がつかないので、成長痛や皮膚のトラブルと勘違いしてしまうことも多いようです。
特に夕方から夜にムズムズした不快感が強いという時は、可能性も高くなります。
病院は何科?治療薬は?漢方薬でも?
もし病院を受診する時は、神経系の疾患とされるので 神経内科や 精神科を受診します。
また、睡眠障害の一種と捉えられることもあるため、睡眠外来などに相談してみてもいいでしょう。
整形外科や皮膚科では正しい治療を行うことは難しい病気です。
最初は、ムズムズ脚症候群の原因となる生活習慣を排除することから治療が始まります。
カフェインやアルコールを控え、ウォーキングなどの運動を生活に取り入れていきます。
鉄分不足を補うため、食生活も改善しなければいけません。
生活週間の改善だけでは良い結果が得られない場合、、鉄剤やドパミン受容体作動薬などが処方されます。
状況によっては睡眠導入剤を使用し、より上質な睡眠を確保することも大切です。
漢方薬を使用しながら、体質改善を図る治療が有効となる場合もあります。
貧血改善を行う 「婦宝当帰膠」や 「当帰芍薬散」、手足の痙攣にアプローチする 「当帰因子」などが使われることが多いようです。
自己判断でムズムズ脚症候群と確信することは難しいため、気になる方は一度病院でしっかり検査を受けておきたいですね。
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