牡丹の花名の由来と花言葉!英語では?芍薬との違いは?
牡丹といえば一世を風靡したあの昼ドラを思い浮かべますが、実際どういったお花かご存知ですか?
花径10~20cmの重厚感あふれる花ですが、綺麗な色と華やかさでなんとも麗しいルックス…。
「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」ということわざにもある通り、女性の美しい姿を例える花としても知られ、プレゼントとしても喜ばれます。
そうなると、メッセージ性を持つ花言葉もぜひ知っておきたいですね。
今回は、そんな牡丹の花名の由来や花言葉、芍薬との違いなどをご紹介しますね!
Sponsored Link
コンテンツ
牡丹の花名の由来とは?
もともとは中国から来た花で、古くは 「木芍薬」と呼ばれていました。
日本に渡来した際は、漢語で「牡丹」という花名がありましたが、これを音読みにすると「ボタン」と発音することから、同じ漢字と呼び方がそのまま浸透したようです。
ちなみに、一文字ずつ見てみると・・・
・「牡」
雄(オス)を意味する漢字。種ができていく様子を表したとされています。
・「丹」
赤という意味の漢字。他にも様々な色がありますが、昔から「牡丹といえば赤」といわれていたことに由来します。
中国では、 「花の王」として隋や唐の時代に最も愛された花で、中華人民共和国になってからも「国花」の候補として挙がっていたともいわれています。
赤をはじめ、薄いピンクや濃いピンク、白、黄、紫などの色がありますが、いずれも艶やかでその花名に相応しい「凛とした姿」も印象的ですね。
牡丹の花言葉は?英語では?
牡丹の 花言葉は・・・
・「富貴」
・「恥じらい」
・「人見知り」
などがあります。
また、西洋(英語)では・・・
・【compassion(思いやり)】
などとされています。
薄くて大きな花びらがたくさん重なり合う姿や、丸く重厚な見た目にピッタリな「風格」と「富貴」。
「恥じらい」や「人見知り」などは、「気品があり、尚且つ奥ゆかしい」というイメージでしょうか…。
「花王」でありながらも、女性らしい一面を持った花に相応しい花言葉ですね。
その他、『誕生花』というものがあるのをご存知でしょうか?
牡丹の日は5月3日で、日本は憲法記念日にあたりますね。
牡丹と芍薬の違いは?
牡丹とよく比較される花に、 芍薬(シャクヤク)がありますね。
この芍薬も牡丹と同じ「ボタン科ボタン属」にあたるため、見た目が本当に似ています。
見分け方のポイントとして、下記のような違いがあります。
【牡丹】
・樹木である
・葉がギザギザしている
・つぼみの状態では先がとがっている
・開花の時期:4月下旬~5月初め(晩春)
【芍薬】
・草本である
・葉は丸くツヤツヤしている
・つぼみの状態は丸い
・開花の時期:5月初め~5月下旬(初夏)
牡丹は小木になる花、芍薬は草に生える花、というのが大きな違いですね。
中国では芍薬は 「花相」とも呼ばれ、「花の宰相」を意味します。
また、どちらも漢方に取り入れられていますが、とくに芍薬の根には女性の様々な悩みを解消する成分が含まれ、葛根湯や当帰芍薬散などに利用されているイメージが強いですね。
葉牡丹の花名の由来と花言葉!お正月に飾られる理由は?
牡丹の特徴
・分類:ボタン科ボタン属
・英名:Tree peony
・開花(旬):春
・原産地:中国
・使い方:庭植え、鉢植え、生け花、薬用など。
その他、「お萩との違いは?」で、度々話題になる 牡丹餅…。
「赤い餡子」をまぶしたところが牡丹に似ているため、牡丹餅と呼ばれるようになったそうです。
花の時期に合わせ、春のお彼岸が「牡丹餅」、秋のお彼岸が「お萩」と呼ばれますが、全く同じお菓子ですね。
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。