梅干しの食べ過ぎで歯が痛くなるのはなぜ?腹痛・下痢・吐き気も!
梅干しが食べられてきました。
日本では、白ごはんのお供として昔からよく
ただし、梅の実を塩で漬け込んでいますので、塩分が強い食品の1つです。
食べ過ぎてしまうと塩分過多が気になりますが、意外にも「歯が痛くなる」という人が多いといわれています。
通常は高血圧などの生活習慣病を気にしやすい梅干しですが、他にも過剰摂取によって様々なトラブルが発生しやすいようです。
そこで、今回は梅干しの食べ過ぎによる体への影響について詳しくご説明します!
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梅干しを食べ過ぎると歯が痛くなるのはなぜ?
大好きな梅干しを毎日食べているという人も多のではないでしょうか…。
しかし、比較的頻繁に食べていると「歯が痛くなる」という人が増えているようです。
この現象は、梅干しに含まれるクエン酸の働きによるもので、食べ過ぎると同じように歯の痛みを訴える人が多いといわれています。
梅干しだけでなく、酸味の強い果物などをたくさん食べると、歯が沁みるような感覚を覚える人も珍しくありません。
「なぜ?」と思いがちですが、強い酸が歯の表面のエナメル質を溶かし、そこからリン酸カルシウムが溶け出してしまっているからです。
エナメル質が溶けるということは、当然食べ物からの刺激にも弱くなります。
いわゆる「知覚過敏」という症状の一種ですね。
梅干しを食べてから時間をおけば、エナメル質の再石灰化が行われるため痛みは治まります。
注意事項として、歯が沁みるような状態の時に歯磨きをしてしまうと、症状が悪化するので気を付けましょう。
梅干しだけでなく、クエン酸を豊富に含む食材の食べ過ぎにも注意したいですね。
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梅干しの食べ過ぎは塩分過多で高血圧やむくみが出る?
昔ながらの梅干しは、塩分が15~20%ととても高いのが特徴です。
1個食べると、1~2g程の塩分を摂取してしまうことになります。
私たちが1日に摂取できる塩分の許容量は「男性:8g未満、女性:7g未満」とされているため、食べ過ぎには注意が必要です。
沢庵やお味噌汁など、他の食材や料理からも摂取していますので、限度を超えてしまいがちですね。
1日に梅干しを3~4個も食べてしまうと、塩分過多によって心臓系の疾患を起こしたり、 腎臓に過度な負担をかけてしまいます。
すると、高血圧や心筋梗塞などのリスクを高める他、手足のむくみといった症状を引き起こす可能性が高くなります。
食べ過ぎたことによる余計な塩分(ナトリウム)を体外に排出させるためには、利尿作用の強いカリウムを多く含む野菜などを多めに摂取する必要もあります。
高血圧やむくみが気になるという人は、ぜひ食生活に野菜を取り入れるようにしてください。
梅干しの食べ過ぎは糖分やカロリー過多で太る?
最近は昔ながらの酸っぱい梅干だけでなく、 はちみつ等で風味を添加したものも増えています。
はちみつなどの糖分を添加したものは、当然その分カロリーも高くなります。
梅干し1個のカロリーは約5kcalですが、約15kcalまでアップします。
それでも梅干しだけでカロリー過多になることは考えにくいですが、一緒にご飯を食べ過ぎてしまうと太る原因になる可能性はあるでしょう。
ダイエット中の方は少し意識しておいた方がよいかもしれませんね。
梅干しの栄養と効果・効能・カロリーは?
腹痛・下痢・吐き気を起こすことも!
梅干しの食べ過ぎによって、腹痛や下痢の他、吐き気を催す人もいます。
これは、クエン酸が消化酵素をたくさん必要とするため、胃腸の働きを通常よりも盛んにしてしまうためです。
また、もともと体質的に合わない人もいて、腹痛を招きやすい人も中にはいるようです。
しかし、梅干しには風邪などによって下痢をした時の 下痢止めの効果や、乗り物酔いやつわりの時の吐き気止めの効果もあります。
殺菌効果も強い梅干しは、過剰摂取さえしなければ体調管理に役立つ食材です。
許容摂取量は1日1~2個程度ですので、適量を心掛けると健康維持にも繋がりますよ。
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