オリーブの花名の由来と花言葉!国連旗に見られる平和の象徴!
オリーブ。
「エキストラバージンオイル」などでも有名な今では美容などにも活かされている植物ですが、オリーブの木には白くてかわいい花が咲きます。
ヨーロッパでは庭木としても人気が高く、低木な種類のものが出回ってからは、日本でも育てている人が増えてきているようです。
また、「平和の象徴」とされているだけに、どんな 花言葉を持っているのか気になりますね。
そこで、今回はオリーブの花名の由来と花言葉についてご紹介します!
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オリーブの花名の由来は?
オリーブという花名は、ギリシャ語で 「elaifa(エライア)」、すなわち「油」という意味の言葉です。
この「elaifa」に由来し、ラテン語の【oliva(オリービア)】に転じたといわれています。
日本には1860年頃に渡来し、香川県の小豆島や岡山県で栽培されていました。
和名として 「橄欖(かんらん)」と呼ばれていた時期もありましたが、橄欖とは別の植物にあたるとされ、和名としてもオリーブと呼ばれています。
オリーブの花言葉は?
オリーブの 花言葉は・・・
といったものです。
「知恵」「勝利」という花言葉は、ある ギリシャ神話が元になっています。
エーゲ海を臨む町の覇権を争っていた女神アテナと海神ポセイドンは、主神であるゼウスから「人の役に立つ贈り物をした者に覇権を譲渡する」と命ぜられます。
そのとき、アテナは食用や薬用としての用途があるオリーブの木を植えて贈り物としました。
アテナの行為に人々が賛同し、覇権を勝ち取ったのです。
この話から、知恵や勝利といった花言葉が生まれたといわれています。
また、「平和」という花言葉は、旧約聖書の「ノアの方舟」の話に由来します。
人間を滅ぼすために神様が起こした大洪水から逃れるため、ノアの家族は方舟に乗って40日海上で過ごします。
洪水がおさまり、平和が来たことを知らせに来た鳩が口に咥えていたのがオリーブの木の枝だったのです。
このことから、オリーブは 「平和の象徴」とされ、国連の旗に記されたり、ギリシャやポルトガルの国花にもなっています。
尚、西洋(英語)での花言葉も・・・
・「peace(平和)」
とされています。
オリーブの果実の用途は?
オリーブオイルや塩漬けなどの 加工品のイメージが強いと思いますが、オリーブの果実は生食はできません。
加工前に口にすると、口がしびれるほどの苦みがあります。
オリーブの実は、成熟過程で 「濃い緑→黄緑→黒」と色を変化させます。
そして、実が熟してから塩漬けや酢漬けにしたり、オイルを抽出したりします。
最近では、洗顔などにオイルを利用する女性も増えていますね。
オリーブの特徴
オリーブは、 モクセイ科オリーブ属の常緑樹です。
原産は北アフリカや地中海、中近東付近で、日本には明治時代に渡来しました。
先がとがった固い葉っぱを付けるのが特徴で、花は5~6月頃に白くてかわいらしい花を付けます。
乾燥した環境に強く、アフリカや地中海沿岸地域で特に盛んに栽培されています。
日本では、香川県の 小豆島で栽培が盛んで、小豆島ではオリーブオイルが特産品の1つになっています。
本来は8m位の高木のものでしたが、1~2mくらいの低木も流通し、庭木として高い人気を誇っています。
鉢植えでも育てることができるので、手軽に育てられるようになりました。
自宅で育てても実が付くので、自家製のオリーブ漬けやオイル作り挑戦する人もいるそうですよ。
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