お粥・おじや・雑炊・リゾットの違い!お米から作る?ご飯から?
お粥などを食べることが多いですよね。
風邪をひいた時は、消化に良いお粥と似たものにおじやや雑炊がありますが、洋風のものだとリゾットもありますね。
この4つの違いをご存知でしょうか?
同じようなものだと思われるかもしれませんが、実は明確な違いがあるのです。
そこで、今回はお粥・おじや・雑炊・リゾットの違いについてご説明します。
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お粥とは?
病気の時に食べるイメージが一番強いかもしれませんが、中華粥など、朝ご飯で食べる人もいるかもしれませんね。
お粥はお米を水でトロトロになるまで柔らかく煮たものです。
ご飯から作るのとは違い、お米から作るというのがポイントです。
基本的には水で作り、塩で味付けることが多いです。
卵粥や 梅干粥などもありますが、基本的にはトッピングですね。
中華粥はスープで炊いていますが、お米から作るという点は同じですね。
おじやとは?
おじやと雑炊は元々 同じもののことだったそうです。
おじやは宮中で使われている言葉で、女房言葉だったといわれています。
ですが、今はちゃんと違いがあります。
おじやはご飯から作りますが、粒が残らないほど煮込んだものを指しています。
水ではなく、 だし汁や みそ汁などにご飯を入れて作ります。
地方によっては、ご飯をそのままの状態で煮込んだものを指したり、汁気がなくなるまで煮込んだものを指したりと違いがるようです。
雑炊よりも米が柔らかいという違いがありますね。
雑炊とは?
雑炊も だし汁などを使って作ります。
おじやとの違いは、ご飯を水で洗って粘り気を取るということです。
洗うことによって米粒がしっかりするのです。
元々はご飯に水を入れてカサ増ししていたことから 「増水(ぞうすい)」といわれていたのですが、具材を入れて煮込むようになったことから「雑炊」という漢字に変わりました。
おじやよりも汁気があり、お米の形を残したものを指すことが多いですが、こちらも地方によって違いがあるようです。
リゾットとは?
リゾットは 洋風雑炊などともいわれますが、雑炊とは作り方が違います。
リゾットはお米から作るイタリア料理です。
時々ご飯から作るレシピもありますが、正式にはお米からなのです。
まずはお米をオリーブオイルなどで炒め、水やスープを少量ずつ入れ、お米が柔らかくなるまで煮込みます。
パスタは少し芯が残るアルデンテが美味しいといいますが、リゾットも同様で少し芯が残る固さに仕上げます。
お米の柔らかさでいうとお粥、おじや、雑炊、リゾットの順番になりますね。
同じようなものだと思われるかもしれませんが、リゾットはお粥に比べたら 消化も悪いので胃腸が悪い時には不向きです。
その時々に合ったものを食べるようにしましょう。
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