柊の花名の由来と花言葉!節分に飾る理由は魔除け・厄払い?
柊と聞くと、ギザギザした葉っぱを思い浮かべますよね。
クリスマスに定番の冬の植物というイメージですが、節分などにも利用されています。
そんな葉っぱのイメージが強い柊ですが、白い花を咲かせます。
もちろん、この花にもメッセージ性のある 花言葉がついています。
そこで、今回は柊の花名の由来とともに花言葉をご紹介します。
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柊の花名の由来は?
柊といえば、あのギザギザした葉っぱが特徴ですが、 花名もこの葉っぱの形に由来しています。
ヒリヒリ痛むことを意味する「疼らぐ(ひいらぐ)」が語源になっているようです。
痛みが疼くという意味で、 「疼木」という当て字で表現されることもあります。
英語では「holly」「holly olive」「Chinese holly」などと呼ばれています。
柊の花言葉は?
柊の 花言葉は・・・
といったものです。
「用心深さ」という言葉は、柊は白い花が咲きこの花には甘い香りが漂うのですが、その一方でトゲのある葉を持っていることに由来して付けられました。
「先見の明」という言葉は、柊の葉は年数を重ねることでトゲが少しずつ丸くなっていくので、その姿から付けられています。
そして、「保護」という花言葉ですが、まさしく 魔除けになるといわれるトゲにちなんでいます。
柊を節分に飾る理由は?
柊というと、クリスマスリースなどの飾りの定番ですが、節分には、 いわしとともに飾るという習慣もあります。
柊は、別名を「鬼の目突き」とも呼ばれています。
これは、鬼が柊の葉に目を突かれて逃げて行ったという伝説が元になって付けられた別名です。
「魔除け」や 「厄払い」に使われるようになったのもこういった伝説が由縁になっています。
近頃は見かけなくなりましたが、昔は、節分の夕方に、いわしの頭を柊の葉に挟んで玄関に置いておくという風習がありました。
ちなみに、いわしの頭を飾る理由というのは、鬼がいわしの臭いを嫌ったからといわれています。
鬼の嫌ういわしのにおいと、魔除けの柊で、悪いものを寄せ付けないという風習のひとつだったようです。
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柊の特徴
柊は モクセイ科モクセイ属の常緑樹です。
原産は台湾や日本といわれていて、今でも多く自生しています。
モクセイ科ということもあり、キンモクセイにも似た芳香な香りのする花が咲きます。
花が付くのは11月上旬ころで、そのあと実が付きます。
じつは、日本由来の柊は、赤い実ではなくて 黒い実が付きます。
クリスマス飾りに良く見かける、赤い実がつくものは、セイヨウヒイラギと呼ばれる別の種類です。
よく似ていますが、こちらはモチノキ科ですので別の植物です。
一方、本来の柊は魔除け効果があると昔からいわれていて、風水では、 鬼門の方位や 玄関わきに植えると縁起がよいとされています。
香りとともに魔除けの効果があるということですので、庭の植木に加えてみたい植物ですね。
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