子どもの口呼吸の原因とデメリット!テープや耳鼻科で治る?
「口を閉じなさい」と周囲の大人から怒られた経験のある人はいませんか?
子どもの頃、実は、無意識に口が開いてしまい、口呼吸をする子どもが年々増えているそうです。
ですが、そのまま放置しておくと様々な デメリットがあるため、鼻呼吸に改善するのが望ましいといわれています。
簡単に治る・治らないは別として、子どものうちに対策してあげたいですね。
そこで、今回は子どもの口呼吸の原因やデメリット、矯正などについてご紹介します。
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子どもの口呼吸の原因は?
最近は特に、口呼吸の子どもが増えていますが、人間は本来 「鼻呼吸」です。
生まれたばかりの赤ちゃんは、ミルクや母乳を飲む時必ず鼻で呼吸していますね。
それが、成長に伴って、食事をするようになったり、言葉を発するようになったり、鼻詰まりを経験したりということを重ねて、口呼吸を覚えていきます。
最近は花粉症などのアレルギーを持つ子どもが増え、鼻詰まりが多くなってしまい、結果として口呼吸が癖になることも多いです。
また、親も同じ呼吸法をしているため、自然とそれが習慣になってしまうケースというのもあります。
その他、食習慣の変化から口周りの筋肉が弱く、口を閉じることができない子どもが増えていることも原因の一つと考えられます。
子どもの口呼吸によるデメリットは?
口呼吸と鼻呼吸と、どちらでもいいのではないかと思われることもあるようですが、前者には デメリットがたくさんあります。
口呼吸をしていると、口の中は自然と乾燥しますので、唾液などの分泌物が少なくなります。
すると・・・
・細菌が繁殖して口臭がきつくなる
・風邪や感染症にかかりやすくなる
などが挙げられます。
また、容姿にも影響することがあり、口周りの筋肉が衰えて顔のしまりがなくなり、 アデノイド顔貌になることがあります。
出っ歯など、歯並びに影響することもあります。
さらに、口呼吸は睡眠の質を下げてしまうので、寝ても疲れが取れない、日中の集中力の低下、睡眠時無呼吸症候群を誘発することもあります。
それに対し、メリットはありませんので、お子さんがいつも口を開けていると思ったら、改善する必要があるかもしれません。
子どもの口呼吸・テープなどで矯正できる?
お子さんが口呼吸をしているかもしれないと思ったら、まずは生活習慣から原因になるようなことをを取り除いてみましょう。
例えば、食事はよく噛むことを習慣づけさせ、 口周りの筋肉をしっかりと鍛えます。
奥歯が生えそろったら、奥歯で噛むということを教えます。
おやつはおせんべいやスルメなど噛み応えのあるものを選びます。
また、 鼻詰まりは口呼吸を誘発する最大の原因です。
風邪やアレルギーなどで鼻が詰まっている時は鼻水を吸ってあげる、鼻がかめる年齢になればこまめに鼻をかませるようにします。
就寝中に使用出来る、鼻腔確保のテープも市販されています。
就寝中は無意識に起こってしまうので、すでに習慣化されている場合もありますので、アレルギーの季節などは特にテープを使用して矯正していくことも必要でしょう。
子どもの口呼吸・耳鼻科などで治る?
生活習慣だけではなかなか改善できない場合は、病院の受診も検討しましょう。
アレルギーや鼻炎がひどい時には、 耳鼻科にかかり、鼻呼吸の妨げとなる鼻炎をまずはしっかり改善します。
その上で、歯科や口腔外科を受診し、マウスピースなどの矯正器具を使用して、口呼吸を改善する方法もあります。
鼻呼吸に改善することで、病気がちだった体質が変わるといったこともあります。
学習能力に影響することもあるので、幼いうちから鼻呼吸をするように改善させましょう。
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