月下美人の花名の由来と花言葉!神秘的な俗説を持つ花!
月下美人とは、その名の通り美しい花を咲かせることでよく知られる多肉植物です。
また、濃厚な香りが特徴の花でもあります。
とても短命な花で、一晩しか花を咲かせず、朝になるとしぼんでしまう儚さも持ち合わせています。
神秘的な印象を持つ花だけに、 花名の由来やどんな 花言葉を持っているのかも気になりますね。
実は食用にされることもあり、台湾などでは薬膳料理に使用されることもあるそうです。
そこで、今回は月下美人の花名の由来と花言葉についてご紹介します。
Sponsored Link
コンテンツ
月下美人の花名の由来とは?
月下美人は サボテンの一種とされています。
花名は、その美しい花の姿に由来するといわれる逸話があります。
昔、昭和天皇が台湾を訪れた際に月下美人の花を目にし、連れ添っていた駐在大使に花の名前を尋ねたところ「月下の美人です」と返答があったことから、和名が「月下美人」となりました。
月下美人の花は、夜に咲いて朝にはしぼんでしまうので、特徴をとらえた花名といえますね。
英語でも 「a queen of a night(夜の女王)」と呼ばれています。
月下美人の花言葉とは?
月下美人に付けられた 花言葉は・・・
「強い意志」「秘めた情熱」
といったものです。
月下美人は、20センチくらいの美しい花を咲かせ、たった一晩の開花日はとても華やかな姿を見せます。
そこのとが「あでやかな美人」に由来しています。
また、1晩しか花を咲かせず、翌朝にはしぼんでしまうことから「はかない美」「はなかい恋」といった花言葉が生まれたようです。
この特徴は、 「美人薄命」という言葉の語源になったともいわれています。
月下美人に関する俗説とは本当?
月下美人は、一晩しか花を咲かせないことで、様々な 俗説を生んでいます。
例えば、「1年に1回しか咲かない」というものですが、これは神秘的なイメージが生んだ俗説のひとつです。
これの真意としては、株の生育環境や生育状態によって変わってくるので、年に3~4回花が咲くこともありますし、逆に一度も咲かないこともあるようです。
また、月下美人という名前から、月の満ち欠けに関係していて 「満月や新月に花を咲かせる」という俗説も生まれました。
これに関しても、開花と月の満ち欠けは関係がないことがわかっています。
月下美人の特徴
サボテン科・クジャクサボテン属に属する多肉植物。
茎が1~2m位の高さになると、直径20センチくらいの大きくて白い花を咲かせます。
この花が夜に1晩だけ咲いて、朝にはしぼんでしまうことが最大の特徴といえます。
日本では開花する時期は 6月~11月頃です。
ジャスミンに似た芳醇な香りが特徴ですが、花が咲いた一晩しかその香りを嗅ぐことができません。
台湾では薬膳料理に用いられることもあり、咳や喘息などの呼吸器系のトラブルに効果があるといわれています。
神秘的で謎も多い花なので、愛好家もとても多いそうです。
世話や手入れは楽なので、一度育ててみてはいかがでしょうか?
Sponsored Link
この記事へのコメントはありません。