葉牡丹の花名の由来と花言葉!お正月に飾られる理由とは?
葉牡丹。
見た目がキャベツのような実際に食べられると思っている子供もいるかもしれませんね。
縁起の良い植物といわれており、お正月の門松飾りにもよく使われています。
冬に見頃を迎えるので、花の少ない季節のガーデニングでも大きな役割を果たしてくれる花です。
今回は、そんな葉牡丹の花名の由来や花言葉についてご紹介します。
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葉牡丹の花名の由来と英語名は?
葉牡丹という花名は、その見た目の通り、 牡丹の花のように葉が重なり合う姿に由来し名付けられました。
英名では・・・
「Ornamental kale(観賞用ケール)」
「Ornamental cabbage(観賞用キャベツ)」
などと呼ばれたりします。
ちなみに、ケールはアブラナ科の植物で、日本では「ハゴロモカンラン(羽衣甘藍)」「リョクヨウカンラン(緑葉甘藍)」と呼ばれています。
キャベツの原種に近い植物で、 青汁の原料などに利用されています。
葉牡丹は、鮮やかに色づく部分も葉にあたり、花は茎を伸ばすように育てるとその先端に小さな花を付けます。
葉牡丹の花言葉
葉牡丹の 花言葉としては・・・
「物事に動じない」「愛を包む」
といったものがあります。
祝福や利益といった縁起のいい花言葉が付くこともあり、お正月に飾られる花の定番でもあります。
「利益」というのは、見た目がキャベツに似ていることから、キャベツと同じ言葉が付いたといわれています。
キャベツの花言葉が「利益」になった理由として・・・
葉を1枚ずつ剥いていくと、その中心に芽や花が出てくるので 「赤ちゃんはキャベツの中から生まれる」といわれるようになり、そこから「利益」「利得」と付けられています。
「愛を包む」「慈愛」「祝福」といった言葉は、中心に咲く花を周りの葉っぱが包み込む様子が由来となっています。
重なる葉が花を守る様子に見えたことから付けられた花言葉です。
お正月に飾られる理由は?
お正月の寄せ植えに使われることの多い葉牡丹ですが、その理由としては見頃の時期が 11~3月と冬にあたることや、牡丹の花に似ていることがあります。
以前は、縁起の良い花である牡丹がお正月飾りの定番でした。
しかし、牡丹は高価な花であるため、それに見た目が良く似ていて育てやすく、 安価である葉牡丹のほうが徐々に流通していったそうです。
花言葉に、利益や祝福といった縁起の良いものが付いていることも後押しとなったようです。
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葉牡丹の特徴
アブラナ科アブラナ属の一年草です。
葉の見頃は11月~3月、そのあと茎が伸びて花が咲くのは3月~5月ですが、ほとんどは葉の見頃時期で終わりになってしまうようです。
茎がぐっと伸びで、その先に小さな花が付くので、「踊り牡丹」と呼ばれることもあります。
葉は紫、みどり、ピンク、赤、白などがあります。
原産はヨーロッパですが、主に日本で品種改良が進み以下のような品種があります。
・名古屋系:葉の先が縮れている
・大阪系:東京系と名古屋系の中間種
他にも品種改良が進み、葉先に切れ込みができるタイプなども誕生しています。
見た目はキャベツのようですが、あくまで 観賞用です。
しかし、歴史の中では、食糧難の時代に食べられていたため、「利益」という花言葉が付いたという説もあるそうです。
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