モンブランの語源と由来!栗が使われる理由は?栗なしもある?
「モンブラン」ですね。
栗を使った代表的な洋菓子といえば、ケーキのスポンジと滑らかなクリームの組み合わせがたまりませんよね。
ただ、このモンブランについて疑問に思ったことはありませんか。
山の名前と関係があるのか?
なぜ栗が使われているのか?
確かに、形が山のように盛ってあるのはわかるのですが…。
そこで、モンブランの語源と由来、栗が使用されている理由などについてご紹介します!
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モンブランの語源と由来!
モンブランというのは、アルプス山脈にある 山の名前です。
フランス語で「白い山」という意味を持ちますが、栗のケーキの語源となっているのは確かです。
ただし、モンブラン発祥の由来には諸説あり、実は東京で生まれたという説もあります。
1930年頃、自由が丘にある洋菓子店の店主がフランスを旅した時のこと…。
アルプス山脈の中のモンブランにインスピレーションを受け、カステラを土台にして栗を使ったケーキを作ったのが始まりといわれる説があります。
この時、クリームを山のようにデコレーションし、粉糖をかけて雪に見立ててモンブランと名付けたといわれています。
もう1つの有力な説として、フランスで栗のペーストに生クリームを加えて作った 冷凍菓子が、モンブランの始まりとする説があります。
その洋菓子の見た目が「白い山」に相応しいものだったとされ、徐々に生クリームからマロングラッセを潰して作ったクリームに変化していき、モンブランと名付けられたとする説です。
クリームを絞り出す形も山のようになり、粉砂糖をかけると一層その名に相応しいケーキに近づいて行きました。
どちらが発祥かはわかっていませんが、フランスでは18世紀頃の書物からモンブランが登場するため、やはりフランス発祥ではないかと考えられています。
しかし、日本のようにお菓子としてポピュラーな国は他にありませんので、はっきり断言することはできないようです。
モンブランに栗が使われる理由は?
モンブランを作る時に 「なぜ栗を使ったのか?」という点は、はっきりわかっていません。
一説には、マロングラッセを作る時に失敗してしまったものを、ペースト状に滑らかにして利用したという話があります。
日本でいうところのお萩や牡丹餅のように、ケーキが誕生した時の季節などにも左右され、栗が採れる時期と関係があったのかもしれません。
栗なしのモンブランもある?
モンブランというのは、見た目がその名の山に似ているということから名付けられました。
ただし、もともとは栗をペースト状にしたクリームを使用したものを呼んでいますので、あえて「栗のモンブラン」と呼ぶ必要はありません。
とはいえ、最近では原材料が高価なことや季節が限られることから、栗なしで別の素材を使ったものも登場するようになりました。
例えば、かぼちゃやさつまいもは色も黄色っぽくて見た目が良く似ており、かつ原料が安く手に入るのでよく使われています。
他にも、紫芋をつかったものや、春先には「いちごのモンブラン」というのも耳にするようになりました。
珍しいものだと、ずんだ(枝豆)や黒ゴマなどを利用したものも開発されているようです。
そういえば、 「いちごのショートケーキ」と呼んで良いのかも疑問ですね。
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