妊婦の受動喫煙!副流煙による影響は?居酒屋の飲み会は注意!
胎児への悪影響を考えてやめる女性がほとんどですね。
妊娠がわかった時、お酒とタバコはとはいえ、妊娠に気が付くまでの間に喫煙していたというケースは多いです。
また、本人は喫煙しなくても、周囲の人からの受動喫煙も気になります。
副流煙を吸い込むことで、より毒性の強い物質を取り込むことがあるため、注意したいですね。
では、妊婦さんの受動喫煙に関わる「副流煙による影響」などを考えてみましょう!
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そもそもタバコの毒性とは?
タバコには、約4000種類ほどの化学物質が含まれています。
しかも、その中には200種類以上の 有害物質が含まれているといわれています。
例えば、三大有害物質といわれるのが・・・
・タール
・一酸化炭素
ですね。
他にも、 「ヒ素」「シアン化水素」「カドミウム」「ホルムアルデヒト」「フェノール」「アンモニア」などの毒性を持つ物質が目白押しです。
実は、これらの物質は殺虫剤や防腐剤に含まれる成分と同じです。
また、有害物質の中には「発ガン性物質」も含まれていて、しかも50種類以上もあります。
「タール」「ニッケル」「ベンゼン」といった成分です。
1本あたりに含まれるこれらの有害物質は微量ですが、習慣的に何本も吸っていると、体の中にこれらの物質が蓄積されていきます。
当然ながら、非喫煙者と比べればガンの発症率も格段に上がりますし、肺気腫、肺ガン、心筋梗塞、脳梗塞などの重篤な病気のリスクが高まることになります。
妊婦の受動喫煙・副流煙がもたらす影響は?
妊娠が分かれば、喫煙習慣のあった妊婦さんでもタバコを控えるのが基本ですね。
それでも、周囲に喫煙者がいる環境では、他人が吸っているタバコの 副流煙を吸ってしまうケースがあります。
いわゆる受動喫煙といわれるものです。
実は、喫煙者本人よりも副流煙を吸っている人の方が、毒性の強い物質を体に取り込んでいる場合もあります。( 副流煙はフィルターを通さないため)
その煙を吸ってしまうだけでも血管が収縮し、体の血流が悪くなります。
妊婦さんは血液を介して胎児に栄養を供給しているため、血管の収縮により胎児へ十分な栄養を送れなくなることも懸念されます。
すると、胎児の体重が増えない 低体重や、 身体機能の発達障害などを引き起こしてしまうことがあります。
特に妊娠初期は、脳や神経が作られる時期なので、多量の副流煙を吸ってしまうと無脳症や神経障害などの危険性が高まります。
他にも、胎児のアレルギーや喘息の原因になったり、流早産率を高める危険性もあり、パートナーや職場の同僚などが妊娠した場合には喫煙を控えたり、受動喫煙を避ける配慮が必要です。
妊婦の受動喫煙・居酒屋などの飲み会での注意点!
実は、受動喫煙でも喫煙者の 1割くらいの有害物質を吸い込んでしまいます。
つまり、家庭内でタバコを30本吸われると、妊婦さんも3本吸ったのと同じような状況になるのです。
特に、妊娠初期はお腹の胎児にとっても大切な時期なので、居酒屋などでの飲み会の席を断ることも必要かもしれません。
単なる食事会であれば、喫煙者も遠慮してくれる場合もありますが、お酒の席だと喫煙もセットとなっている人が多いですからね。
家庭では、ベランダなどで吸ったりする夫の方もいますが、極力副流煙を吸わないようにする工夫が必要です。 (ただし、ニオイだけでも気分が悪くなる妊婦さんも多いです)
妊婦さん自身が喫煙するとどうなる?
妊婦さん自身に喫煙習慣がある場合、すぐにタバコをやめられないケースもあります。
稀ですが、 ストレスにより本数が増える女性もいるようです。
当然、受動喫煙の時よりも、胎児への影響が大きくなり、何らかの障害を持つ赤ちゃんが生まれてきても不思議ではありません。
特に、「突発死症候群」や「喘息」などの呼吸器系の疾患が生じる可能性は高くなります。
さらに赤ちゃんの 「奇形率」も高まるようです。
妊娠を望むのであれば、結婚を機に夫婦で禁煙するなど、赤ちゃんを迎えるための準備をしておくと良いですね。
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