2016年の二百十日はいつ?閏年は?防災の日との関係は?
「二百十日」や 「二百二十日」という暦があるのをご存知ですか?
昔からあまり聞きなれない人も多いかもしれませんが、古くから使われている暦の1つです。
2016年は閏年に当たりますので、いつもとは日付も異なるようです。
210、220といった中途半端な数字ですが、 「いつから数えているのか?」「どんな意味があるのか?」など、気になる人も多いと思います。
そこで、2016年の二百十日の日程やこの日が持つ意味についてご紹介します。
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2016年の二百十日はいつ?閏年は異なる?
2016年の二百十日は、 8月31日(水曜)です。
ちなみに、この日は大安に当たります。
現在、夏季オリンピックが開催されるのが4年に1度の「閏年」になりますが、この年だけは二百十日の日付も変化することが多いです。
それ以外でも微妙に変動することはありますが、2017~2019年の間は例年通り「9月1日」となっており、2020の閏年だけが8月31日になるようです。
「しかし、なぜ日付が変動するのか?」と思った方は、その由来についてご紹介しますので、このまま読み進めて下さい。
二百十日と二百二十日の由来・農家の三大厄日とも!
二百十日というのは元日から数えてではなく、 「立春の日から数えて210日目」という意味です。
立春は、旧暦ではお正月とされていた時代もあり、1年間の暦を24等分にした「二十四節気の第一」に当たります。
ただし、この日の日付も変動がありますので、立春の日がずれると当然二百十日もずれます。
立春は例年2月3日前後ですので、閏年の「2月29日」が加わると1日早まって8月31日に変動します。
同じく、二百二十日というのは 「立春から数えて220日目」に当たります。
「八朔(旧暦8月1日)」「二百十日」「二百二十日」は「農家の三大厄日」とされており、台風が来ることが多く、農作物への悪影響が心配されていたことに由来します。
二百十日に注意が必要とされることとは?
昔から「台風が来る」と恐れられていただけに、二百二十日とともに 「自然災害に十分注意が必要」とされている日です。
江戸時代の頃から農民は特に警戒していたといわれており、かなりの確率で台風による農作物への被害が出ていたことがわかります。
昔は天気予報などもありませんでしたので、それまでの経験から学び取り、傾向や対策を考ええて準備を進めていたようです。
暴風を鎮めるために 「風祭り」というお祭りが各地で行われていたともいわれ、現在でも行われている地域もあるようです。
ここで、最近の台風のデータを実際に見てみると・・・
9月1日に台風が来た日は、ここ10年で1回もありませんでした。
現代では、台風といえば9月の後半~10月のイメージがありますので、少し時期も変動しているのかもしれませんね。
ただし、注意喚起をすることは大切ですから、その伝統は守っていきたいですね。
9月1日の防災の日との関係は?
2016年は閏年ということもあり、8月31日が二百十日に当たりますが、9月1日は 「防災の日」となっており、例年は両者が重なります。
防災の日は大正12年に起こった「関東大震災」を忘れないために、昭和35年から設けられているもので、「台風による被害から守る」という直接的な意味合いはありません。
また、二百十日は江戸時代には既に登場している言葉ですので、 両者は関係はないといえます。
とはいえ、台風と地震という違いはありますが、どちらも自然災害ですし、「注意を促すことで被害を未然に防ぐ」という存在意義はほぼ同じといって良いでしょう!
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