金木犀の花名の由来と花言葉!秋に芳香を放つオレンジ色の花!
「金木犀」の良い香り。
秋の風物詩の1つともいえる視覚でも無数のオレンジ色の花が楽しめ、庭で育てている人も多い植物です。
名前も、花もよく知られていますが、その花言葉をご存知でしょうか?
プレゼントに贈るイメージはありませんので、知っている人は少ないかもしれませんね。
この際、知識を深めておくのも良いでしょう。
今回は、そんな金木犀の花名の由来や花言葉についてご紹介します!
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金木犀の花名の由来は?
花名に使用されている「木犀」というのは、樹皮が淡褐色で、動物の 「犀(サイ)の皮」に似ていることに由来しています。
動物のサイを表す漢字を知っている人も少ないと思いますが、意外なところから花の名前が付けられています。
学名は「Osmanthus fragrans var. aurantiacus」です。
少し長くて難しいですが、「Osmanthus(オスマンサス)」に注目すると、ギリシア語の 「osme(香り)」と 「anthos(花)」が語源になっています。
また、原産国である中国では「桂花」や「丹桂」という花名で呼ばれています。
厳密にいうと「桂花」は銀木犀などをはじめとする木犀属の種の1つとされており、金木犀はその内の変種に当たります。
つまり、金木犀は正式には「丹桂」ですが、この種を総じて「桂花」と呼ばれることのほうが多いといわれています。
さらに、英語では「Fragrant olive」や「Fragrant orange-colored olive」と呼ばれています。
「香りの良いオリーブ」、「香りの良いオレンジ色のオリーブ」という意味ですね。
金木犀の花言葉とその由来は?
金木犀の 花言葉は・・・
「真実の愛」「初恋」「陶酔」
といったもの。
「気高い人」というのは、素晴らしい香りを放ちながらも、雨が降るとそれを惜しむことなく花を散らせる姿が「潔い」ということに由来するようです。
「謙虚」や「謙遜」は、香りが素晴らしいにもかかわらず、花のひとつひとつは小さくて目立たない姿から来ています。
学名にしても、花言葉の由来にしても、 「香りの良さ」がやはりキーワードとなっているようですね。
まさに人間を「陶酔」させるような芳香を放ちますが、蝶などの虫に対する忌避作用を持っている植物としても知られています。
金木犀の主な用途は?
観賞用としてだけでなく、香りを活かしてお茶やお酒にも利用されています。
中国では、白ワインに金木犀の花を漬け込んだ 「桂花陳酒」や、お茶に混ぜた 「花茶」として親しまれています。
他にも、甘く煮て香味料として使用することもあり、点心やデザートの香り付けなどにも使われています。
一昔前の日本だと「トイレの芳香剤」のイメージが強かったのですが、原産国だけあって他にも花自体を楽しむ料理などもあるようです。
金木犀の特徴
モクセイ科モクセイ属の植物で、ライラックやジャスミンなどもこのモクセイ科に属する花です。
やはり芳香のイメージが強い植物が並んでいます。
また、金木犀には「木犀花(モクセイカ)」「丹桂(タンケイ)」という別名もあります。
開花時期は9月から11月頃までで、最盛期は9月中旬頃、花持ちは10日程度です。
白い花を付ける銀木犀よりもメジャーなイメージを持っている人も多いと思いますが、金木犀は銀木犀の変種ですし、木犀といえば通常は 銀木犀を指しています。
秋に入ると見かける機会も増えますので、その際は花言葉を思い出してみて下さい!
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