夏日・真夏日・猛暑日の違い!熱帯夜とは?冬日・真冬日とは?
夏日や 冬日、 熱帯夜など、暑さ寒さを表す言葉がよく出てきます。
天気予報を見ていると、これらは、気象庁が定めた気温の基準に従って、使い分けられていることを知っていますか?
地球温暖化の影響で高温の日が増えたため、新たに 「猛暑日」という言葉もできたりしています。
せっかく定義があるのですから、ぜひこれらの違いを覚えておきたいですね。
そこで、今回は夏日・真夏日・猛暑日・熱帯夜の違いや、冬日・真冬日の定義についてご紹介します。
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夏日・真夏日・猛暑日の違い!気象庁の定義は?
では、まず 夏の暑さに関する言葉から紹介していきます。
夏日、真夏日、猛暑日というのは、基本的に気温が0℃以上になるという基準で使用されています。
これらの違いは、 1日の最高気温を目安として・・・
真夏日:最高気温30℃以上
猛暑日:最高気温35℃以上
と気象庁で定義されています。
夏日は25℃以上ですから、早い時には4月後半くらいで観測することもあり、冬が終わったばかりなのに夏日という言葉を耳にすることもあります。
また、月間の平均気温が25℃を超えるようになるのは6月からなので、梅雨の時期くらいから夏日になることが多くなります。
真夏日は、7月下旬~8月にはほぼ毎日のように聞かれる言葉で、プールや海水浴などのレジャー日和となります。
最新のデータでは、7月の月間平均気温が 30.5℃とされていますので、ほぼ真夏日が続いているということになります。
「猛暑日」というのは、近年の温暖化の影響もあり、異常に暑い日が続くようになったため2007年に新しくできた言葉です。
猛暑日という言葉ができる前は、「酷暑日」と呼ばれることもありました。
8月の上旬~中旬くらいは、連日猛暑日が続く地域もあり、冷房なしではしのぐことが難しくなっています。
熱帯夜とは?
熱帯夜というのは、最低気温が25℃を下回らない夜のことをいいます。
日が落ちた夜でも25℃を下回らないとなると、非常に寝苦しく、 エアコンに頼らざるを得ない状況になりがちです。
また、気象用語には定義されていませんが、最低気温が30℃を下回らない日は、「超熱帯夜」と呼ばれることもあります。
そんな夜は、寝ている間に 脱水症状を起こさないよう、しっかりと水分補給してから休むことも大切です。
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冬日・真冬日の違いとは?
冬日と真冬日の違いはちょっと ややこしいです。
真冬日:最高気温が0℃未満の日のこと
をいいます。
冬日というのは、1日の最低気温を基準としますので、九州の寒い日でも比較的見られやすい日といえるでしょう。
逆に、真冬日が観測されるのは北海道や一部東北などの地域で、関東以南で観測されるのはとても珍しいことです。
真冬日ともなると、最高でも0℃に達しない訳ですから、外に干した洗濯物は凍ってしまうほどの寒さです。
気温に関する気象用語をご紹介しました。
ややこしい部分もありますが、覚えておきたいですね。
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