女性の尿漏れで多い腹圧性尿失禁!症状・原因・治療について!
尿漏れしてしまうと、とってもショックですよね。
ちょっとした瞬間に誰にもいえない悩みだと思いますが、実は女性の4人に1人が排尿のトラブルを抱え、特に40代以上になるとその数は増えてきます。
その原因の1つとなっているのが 「腹圧性尿失禁」というものですが、どんな症状があり、どんなメカニズムで起こっているのかご存じでしょうか?
加齢が関与しているだけに、いつかは誰にでも起こる可能性がありますので、知識を深めておきたいですね。
そこで、今回は女性の尿漏れで多いとされる腹圧性尿失禁についてご説明します。
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女性の尿漏れで多い腹圧性尿失禁の症状とは?
尿漏れの原因はいくつかありますが、女性で一番多いのが 腹圧性尿失禁です。
名前の通り、お腹に圧力がかかった時に尿が漏れてしまうのが特徴です。
症状が起こりやすいのは・・・
・重い荷物を持った時
・スポーツをしている時
などです。
坂道や階段を上るだけで漏れてしまう人もいます。
基本的には、下着が少し濡れる程度の軽い症状の人が多いですが、重症化すると歩くだけで多量に漏れてしまうことがあるため、楽観視できないものです。
いったん始まると、日常生活の動き1つ1つが気になる対象になるため、厄介といわざるを得ません。
女性の尿漏れで多い腹圧性尿失禁の主な原因とは?
腹圧性尿失禁の主な原因は、 骨盤底筋のゆるみと尿道をしめる 尿道括約筋が弱まることにあります。
妊娠、出産、肥満、便秘、運動不足、加齢などによって始まるケースが多くなっています。
また、膀胱を支えている筋肉がゆるみ、腹圧に耐え切れずに尿漏れしてしまうこともあります。
筋肉がゆるんだり、弱くなったりする最大の原因は 加齢といわれています。
したがって、女性が40代に入ると警戒すべき症状ということになります。
さらに、肥満も原因となりますので気を付けてくださいね。
出産も非常に大きく関与しており、難産の場合、骨盤の周りの筋肉の負担が長時間かかったり、出産回数が多かったりすると筋肉もゆるみやすいです。
女性ホルモンが低下する更年期に悪化しやすい!
40代頃から増えてくる腹圧性尿失禁ですが、悪化しやすくなるのは 更年期に入ってからです。
閉経に伴い、女性ホルモンが急激に低下することで骨盤底筋のゆるみがさらに進んでいくのです。
また、更年期になると 「切迫性尿失禁」にもなりやすいです。
切迫性尿失禁とは、急に強い尿意を感じ、間に合わずに漏らしてしまうことです。
腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁が同時に現れる「混合型尿失禁」になる人も非常に多いです。
女性に多い過活動膀胱の症状と原因、有効な治療法は?
女性の腹圧性尿失禁の治療とは?
腹圧性尿失禁が軽症から中程度の場合、 保存的治療を行います。
弱くなった骨盤底筋を強くし、尿道を閉じるための骨盤底筋訓練が有効だといわれています。
薬物治療は、閉経後の場合、女性ホルモンを補うために 女性ホルモン薬を投与したり、尿道括約筋の機能が低下している場合、 交感神経刺激薬を使用し、尿道括約筋を緊張させたりします。
重症の場合や、希望がある場合は手術をする場合もあります。
尿道の周囲にコラーゲンを注入したり、腹部の組織に尿道を支える人口線維を入れたりします。
尿トラブルは男女関係なく中年以降に増えてくるため、重症化させないことが大切です。
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