土瓶蒸しの食べ方とマナー!出汁・松茸・鱧などの具材の順番!
土瓶蒸し。
懐石料理など、改まった会食の席などで出てくる普段の食卓では滅多にお目にかかれないので、正しい食べ方やマナーなどをご存じない方も多いのではないでしょうか?
「お出汁からいただくのか?」「松茸や鱧などの具材は後回しになるのか?」など、初めてだと悩みどころも多いですからね。
家族など身内だけの席であればまだしも、ビジネス上の接待をはじめ、少し改まった席では恥をかかないように注意しておきたいですね。
では、いざという時に困らないために、土瓶蒸しの食べ方とマナーについてご紹介します。
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そもそも土瓶蒸しとはどんな料理?入る具材は?
松茸が旬になる、秋の料理の代表格が土瓶蒸しです。
小さめの土瓶が器になっていて、その中に松茸、鱧(白身魚)、海老、鶏肉、三つ葉、銀杏などの食材をお出汁で丁寧に蒸し上げた料理です。
中に入れる具材は香り高いものが多く、香りを楽しむ料理ともいわれ、松茸の美味しさが最も感じられる料理ともいわれています。
懐石料理においては、椀物・汁物という扱いになり、素材から出る上質なお出汁を楽しむ料理ということになります。
土瓶蒸しの食べ方・最初にお出汁をいただくのがマナー?
土瓶蒸しにお目にかかったら、最初に お猪口にお出汁を注ぎ、香りを楽しんでから味わいます。
土瓶のふたを最初に開けてしまうのはマナー違反なので、「具材は後から」になります。
ちなみに、お猪口は土瓶のふたの上にかぶせられていたり、土瓶の横に添えられていたりします。
また、土瓶の上には すだちが置かれていますので、土瓶の横に移してからお出汁を注ぎましょう。
最初の一口に味わうお出汁は、すだちは絞らずに素材の香りのみを楽しみましょう。
二口目以降は、絞って味わいの変化を楽しむことができます。
絞らずにそのまま楽しんでももちろんOKです。
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土瓶蒸しの食べ方・最後までの流れは?松茸はいつ食べる?
お出汁の香りと味わいを楽しんだら、土瓶のふたを開けて中の 具材も楽しみましょう。
「中の具材を食べてもいいの?」と思われる方もいるようですが、もちろん中身も食べてOKですし、マナー違反にはなりません。
特に、高級料亭などで出されている場合には、素材そのものも上質なものですから、十分味わって頂きましょう。
松茸や鱧などの具材を食べたら、再びお出汁を味わうようにして順番に食べ進めます。
すだちは土瓶の中に直接絞り入れても問題ありませんし、お猪口に絞っても良いです。
食べ終えたら、土瓶のふたを戻しお猪口を重ねて置きます。
その際、使ったすだちは土瓶のふたとお猪口の間に入れると、見た目もスマートになります。
一見、食べ方が難しいように思われる土瓶蒸しですが、最初にお出汁の香りと味を楽しむということ以外は、自由に食べ進めることができます。
一度覚えてしまえば簡単ですね。
松茸や鱧、銀杏など、秋の味覚が楽しめる贅沢な逸品ですし、なるべくスマートな食べ方を心掛けるようにすると大きな問題もないでしょう!
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