緊張による下痢は過敏性腸症候群!対処法や治療法は?
緊張してしまいますね。
大切な試験の前や、会議でのプレゼンの前などは、どうしてもまた、デートなどの前日なども緊張して、下痢をしてしまうことはありませんか。
これは、いわゆる「過敏性腸症候群」の典型的な症状です。
日本人は、10~20%くらいの人がこの症状に当てはまるとされ、、意外と多くの人が悩んでいます。
そこで、今回は緊張によって下痢をする原因や対処法、治療法などをご紹介します。
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緊張すると下痢になる原因は?
緊張や不安を感じると下痢や便秘になるという人は、 「過敏性腸症候群」という病気の可能性があります。
例えば、試験の前、大切なプレゼンの前、長時間の電車移動、デートの約束がある時などが主なストレスにあたるようです。
これは、腸という臓器が脳に次いでストレスを感じやすいことを表しています。
極度のストレスが 腸の蠕動運動を左右し、働きを早めにたり、鈍らせたりすることが下痢や便秘を起こしたり、交互に繰り返すなどの原因となっています。
器質的な異常は何ら見られないことがほとんどですので、病院で検査を受けてもトラブルを発見できないこともあります。
この病気の1つの特徴として、以前バスに乗っていた時に腹痛が襲って来て辛い思いをしたことなどがトラウマとなり、通勤用のバスに乗るのが怖くなることがあります。
食後に腹痛を起こすことも多く、また、食後でなくても胃や腸にある水分がギュルギュル音を立てることもあるので、当人にはとてもつらい症状といえます。
過敏性腸症候群は子供や女性にも多い?
過敏性腸症候群は、女性よりも男性に多いといわれていましたが、近年は女性も 社会進出が進んできましたので、増えているといって良いです。
また、冷えに悩む女性は多いですが、過敏性腸症候群は冷えが引き金になることもあります。
子供にも比較的多く見られる症状です。
例えば、車で長時間移動する際などに、普段よりも何度もトイレに行きたくなる子供は、その疑いがあると考えて良いでしょう。
これは、しばらくトイレにいけないという緊張や不安によって、腸の蠕動運動が極端に早まっている可能性があるからで、実際に下痢を繰り返す場合も多くなります。
過敏性腸症候群の治療法は?
過敏性腸症候群の場合、 消化器科や 内科では異常を認められないケースが多いです。
心の問題という考え方もできますので、心療内科などで抗不安薬などを処方してもらうのも1つの方法です。
日常生活においては、第一にストレスとなるものを取り除いていくことです。
睡眠をしっかりとる、バランスのとれた食事を心がける、といったことも大切になってきます。
胃や腸の動きは 自律神経などにより支配されていますので、朝からは交感神経優位に、夜は副交感神経優位に働くようにすることも必要です。
とくに寝る前に深呼吸や腹式呼吸をしばらく続けていると、自律神経が正常化して改善されることもあります。
デートなどの緊張するシーンでの対処法や市販薬は?
市販薬や ツボ押しなどの安心材料を持っていると、症状が現れにくくなることもあります。
下痢止めを持っていれば精神的にも少し楽になりますし、不安材料を取り除いていくことが最も有効な対処法だと考えられます。
水なしで噛んで服用できる「ストッパ下痢止めEX」などは便利で、緊張感をほぐすのであれば必需品として携帯しておくのも良いでしょう。
なるべく即効性のある市販薬を探してみましょう。
また、下痢に効く ツボもいくつかあるので紹介します。
・天枢(てんすう)
おへそから指4本分くらい横にある、両脇のツボ。
・関元(かんげん)
おへその下9cmくらい下のくぼんだ所。
・下痢点(げりてん)
手の甲側の、中指と薬指の骨が交差する点にあるくぼんだ所。
これらは、普段から腸が弱い人や、急な下痢の時にも効果が見込めるツボです。
緊張してお腹が下りそうな時にさっと押してみましょう。
いずれにしても。緊張や不安などのストレスがない人はいませんので、大らかな気持ちになれるよう様々なものに挑戦してみて下さいね。
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