子供の発熱が続く原因!3日以上や5日以上長引く時は?
子供の病気というのは避けては通れないものです。
子育てをしていると、できれば元気でいてほしいですが、大人よりも免疫力も低いので、ちょっとしたことで体調を崩してしまいます。
なかでも 発熱は特に多い症状です。
一晩寝るとすぐに体温が下がることもありますが、稀に原因不明で発熱が続いてしまい、とても心配なこともあります。
今回は、子供の発熱が続き、長引く場合の原因についてご紹介します。
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子供の発熱が続く・長引く場合の原因!3日くらいの時は?
そもそも子供は平熱が高いこともあり、 37度5分くらいまでであればあまり心配いりません。
38度を超える熱を出すことも珍しくはなく、ちょっとしたウィルスの感染や疲れなどでも高熱が出てしまいます。
少し体温が高いとしても、1~2日くらいで下がれば通常は問題ありません。
ただし、3日以上続く発熱、特に高熱には注意が必要です。
たとえば、生後6ヶ月以降の子どもに多いのが 「突発性発疹」です。
高熱が3~4日続いたのち、体に発疹が出てきます。
突発性発疹の場合は、高熱が出ても全身状態が良いというのが特徴で、顕著な食欲不振などは見られません。
ただし、発疹が出るころになると、やはり不機嫌になることが多いようです。
突発性発疹の場合、発疹が出るタイミングにならないと風邪かどうかの区別が付きにくいため、小児科などにかかってもすぐに原因がわからないこともあります。
また、似た症状のものとして 「水痘」や 「ヘルパンギーナ」といった感染症もあります。
これらも高熱は3日くらいで自然と治まるのですが、全身に発疹が出てくるのが特徴です。
痒みを訴えることもありますので、小児科で塗り薬を処方してもらう必要もあるでしょう。
子供の発熱が続く・長引く場合の原因!5日以上もあれば?
発熱が5日以上も続くケースは稀ですが、以下のような 感染症などが疑われます。
毎年冬になると流行するインフルエンザは、高熱が1週間以上続くことがあります。
全身状態が悪くなることが多く、食欲不振や脱水、子供の体力が消耗していることによる熱性けいれんなどに注意が必要です。
インフルエンザの場合は、予防接種をすることで必ず防げるものではありませんが、少なくとも発症しても 重症化を防ぐことができます。
流行前にワクチンの接種を受けておくことをおすすめします。
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原因不明の病気である川崎病は、高熱が5日~1週間も続きます。
川崎病の特徴としては、舌が真っ赤になってブツブツした発疹ができたり、目の充血や手足に赤みが出るのが特徴です。
全身の血管やリンパが腫れてしまい、血栓ができたりして心筋梗塞に繋がることもあります。
早急に受診が必要です。
また、風邪の延長で 肺炎になってしまうと、高熱が5日以上も続くことがあります。
痰が絡んだ咳や、呼吸するのが苦しいといった症状が出ます。
呼吸困難に陥ると非常に危険な状態となるため、こちらも早期受診が必要です。
まだ小さい子供にとって、発熱が続くのはかなり大きな体の負担となります。
熱が出ていても、「食事がとれている」「水分がとれている」「機嫌がいい」というのは、あまり心配ありません。
食事がとれずに著しい体重の減少がある時や、下痢や嘔吐が続いて脱水が心配な時は、両親が早めの行動を起こすべきです。
特に言葉で訴えることができない年齢の子供の場合、お父さんやお母さんがしっかりと様子を観察して対応する必要があります。
発熱とともに、明らかに普段と異なる症状があれば、特殊な病気の可能性も疑ってみて下さい。
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