松茸の栄養成分と効果・効能・カロリー!妊婦さんとの相性は?
松茸。
秋の味覚の中でも、庶民にとって憧れの存在である香りの良さや値段などはよく話題になりますが、栄養価の面から見ることは少ないですね。
きのこ類は一般的に食物繊維やミネラルが豊富なイメージがありますが、松茸も負けず劣らずの成分を含んでいるのでしょうか。
健康維持や美容面での付加価値があれば、余計食べたくなりますよね。
そこで、今回は松茸の栄養成分や効果・効能・カロリーについてご紹介します。
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松茸の主な栄養成分とカロリーは?
松茸は、赤松の林に自生する 「キシメジ科キシメジ属」のきのこです。
希少価値が高いきのこだけに値段も高く、手に入れるのも大変ですが、誰もが一度は思いっきり堪能してみたい食材ですね。
そんな高級食材の松茸ですが、主に含まれる栄養成分は下記の通りです。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンB6
・葉酸
・ナイアシン
・パントテン酸
・ビタミンC
・ビタミンD
【ミネラル類】
・ナトリウム
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
・マンガン
・リン
・鉄
・亜鉛
・銅
そして、食物繊維が豊富です。
また、「香り松茸、味しめじ」といわれる香りの成分は、 「マツタケオール」と 「ケイ皮酸メチル」です。
気になるカロリーは、生の状態で100gあたり23kcalなので、他のきのこに比べ特別高いわけでも低いわけでもありません。
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松茸の効果・効能は?
松茸に含まれているカリウム、鉄、食物繊維の量は、他のきのこと比べるとかなり多くなっています。
カリウムは、身体の中の余分なナトリウム(塩分)が尿と一緒に排出されるのを促し、 高血圧の予防や むくみの解消に繋がります。
鉄分は貧血に効能を持ち、欠乏症を抑えたい栄養素ですね。
食物繊維に関しては 不溶性のもので、便秘を改善し、腸内の不要・有害な物質を排出させる効果に長けており、結果として肌を綺麗に保つ作用に優れています。
マツタケオールとケイ皮酸メチルは、食欲を増進させる作用や消化酵素の分泌を促す作用があり、消化器系に優しい成分といえます。
ガン予防にも効果があるとされていますので、嬉しい存在です。
松茸の場合は、ビタミン、ミネラルが豊富ですし、そのバランスも取れています。
あまり食べることによる効能を重視するよりも、純粋に香りを楽しみ、秋の味覚として堪能するだけで良さそうです。
また、一定の割合で アレルギーを発症するといわれており、加工食品には松茸が含まれていることの表示が奨励されています。
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松茸の栄養・妊婦さんとの相性は?
松茸に含まれている栄養素の中で、妊婦さんにとって嬉しいのはまず 葉酸です。
葉酸が不足すると、胎児に奇形が生じる可能性がありますが、最近では葉酸不足がダウン症を招くという声も挙がっています。
また、葉酸にはアミノ酸を作り、 赤血球の生成を助ける働きもあります。
鉄欠乏性貧血になりがちな妊婦さんにとって、欠かせない栄養素なのです。
さらに、食物繊維が含まれていますので、妊娠中の便秘の解消にも役に立ちそうです。
妊娠中はカルシウムを充分摂取しているつもりでも胎児への供給が優先されるため、母体の方では不足しがちです。
松茸に含まれるビタミンDには、カルシウムの吸収を促す働きがあり、妊婦さんが積極的に摂らなければならない栄養素です。
その他、むくみを解消してくれるカリウムも必須といえそうです。
松茸は国産物は非常に高価で、輸入物が多く出回っています。
特に、北欧、北米、トルコ産のものは、外見がとても似ていますが、別のきのこであることが多いため、購入時に注意して下さい。
韓国、北朝鮮、中国産であれば、ほぼ間違いはないようです。
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