近代オリンピック発祥の由来と五輪マーク(5色)の意味とは?
オリンピックがありますね。
夏のスポーツの祭典といえば、4年に1度の
普段スポーツをあまり見ないという人も、この時期にはテレビに釘付けになることも多いのではないでしょうか。
夏季と冬季が2年ごとに交互に行われていますので、4年間で2度楽しむことができます。
そのオリンピックですが、日本では「五輪」と呼ばれることもあり、5色の輪っかが絡み合って繋がっているようなマークをよく目にしますよね。
あの五輪マークにはどんな意味があるのでしょうか…。
今回は、そんな五輪マークの意味や近代オリンピック発祥の由来などについてご紹介します!
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オリンピックの五輪マーク(5色)の意味とは?
「五輪マークを描いて下さい」といわれても、色まで完璧に描ける人は少ないと思います。
上段は、左から青、黒、赤となっており、下段は、黄、緑で5つの輪が繋がっています。
このマークは近代オリンピックを提唱し、創始者となったフランスの「ピエール・ド・クーベルタン氏」が考えたものとされています。
そして、1914年、IOC創立20周年式典の際に五輪旗が公表されており、その後、1920年の ベルギー・アントワープ大会から掲揚されるようになりました。
現在でも、閉会式に現開催都市の市長からIOC会長へいったん五輪旗が返還され、その場で次回開催都市の市長などへ引き継ぐ儀式を「アントワープセレモニー」と呼んでいます。
この5つの輪は、アジア大陸、アフリカ大陸、アメリカ大陸、オセアニア大陸、ヨーロッパ大陸の5つの大陸を意味しています。
その輪が繋がっているのは、「すべての大陸(全世界)の人が、平和の精神のもとスポーツで手を繋ぎ合おう」という意味なのです。
ちなみに、どの輪がどの大陸を表しているかどうかは諸説ありますが、その全てがただの噂でしかなく、どの色がどの大陸を表しているわけではないということです。
その他にも、「青=水、黄=砂、黒=土、緑=木、赤=火」という 5つの自然現象を意味するという説もあります。
さらに、「水分、体力、技術、情熱、栄養」というスポーツの五大鉄則を表しているという説などもあるようです。
近代オリンピック発祥の由来は?
近代オリンピックの前身となった古代オリンピックは、 紀元393年に最後の大会が開かれました。
それから1500年経過した1892年、ピエール・ド・クーベルタンが「ルネッサンス・オリンピック」という講演で、五輪復興の構想を発表したことが発祥の由来となっています。
その構想が世界中で賛同され、1896年に第一回大会が行われることになりました。
近代での第一回大会も、古代オリンピック発祥の地であるギリシャ・アテネで開かれています。
日本がモスクワオリンピックをボイコットした理由は?
1980年に行われたモスクワオリンピックでは、日本、アメリカ、カナダ、西ドイツ、中国、韓国などが大会を ボイコットしました。
前年の1979年12月、旧ソ連がアフガニスタンを攻撃したことに端を発します。
冷戦状態にあったアメリカのカーター大統領が、この行為に対するパフォーマンスとして西側諸国にボイコットを呼びかけたのです。
結果として「政治とスポーツの関係性」が問われる大会となり、約50か国がボイコットすることになってしまいました。
特にアメリカやカナダに対して経済的に依存していた国はボイコットを余儀なくされましたが、日本は同盟国として賛同する形で出場を断念しました。
もちろん、それで終わるはずもなく、1984年の ロサンゼルス大会では旧ソ連をはじめ東側諸国がボイコットする事態に発展しました。
現在、世界の勢力図も大きく変化しましたが、テロの脅威などが心配される時代になっています。
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