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つむじ風と竜巻の違い!見た目や起こりやすい気象条件は?

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つむじ風と竜巻の違い!見た目や起こりやすい気象条件は? | なるほど情報マガジン近年、日本でも 竜巻のニュースが聞かれるようになりました。

竜巻が通り過ぎた後の被害の大きさに驚くこともあるのではないでしょうか。

 

一方、つむじ風という言葉もよく耳にします。

路上で、枯葉などがクルクル回っているのを見かけたことがあると思いますが、その違いは 規模の大きさから来ているのでしょうか…。

 

そこで、今回はつむじ風と竜巻の違いについて詳しくご紹介します。

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つむじ風と竜巻の見た目の違いは?

つむじ風の定義は、地表が熱せられて起きる上昇気流が原因で発生する 「地表で渦を巻いて起きる強い風」のことを指します。

 

小規模なものですと、落ち葉やゴミが地表近くでクルクル回っているのが見られますし、規模が大きい場合は、イベントなどで建てられたテントが舞い上がってしまうこともあります。

 

長く続くことはなく1分ほどで消滅しますし、長距離を移動することもありません。

 

一方、竜巻は積乱雲の底から地表や海面に向かって黒い雲状のものが漏斗状に垂れ下がっているように見えます。

その漏斗状の中では 高速の上昇気流が発生しています。

 

多くの場合、積乱雲と共に数十分の時間をかけてかなりの距離を移動し、被害の範囲を広げます。

時には、鉄筋コンクリートの建物をも破壊する威力があります。

 

つまり、両者は似ているようで全く違った現象で、大きな見た目の違いは発達した積乱雲から伸びているのが竜巻ということになります。
 
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つむじ風と竜巻が起こりやすい気象条件の違いは?

つむじ風が起こりやすい気象条件は、上空に混合層がよく発達した 日差しの強い晴天時といわれており、比較的午後に発生することが多いです。

 

暖かい時期で、強風警報注意報が出ている時に発生しやすいですが、寒い時期でも晴天で強い風が吹いている時には発生する可能性があります。

 

特に、校庭などのある程度の広さがあり、校舎のような建物が障害物になっている場所で起こることが多いです。

何か明確な前兆があるのではなく、唐突に発生するのも竜巻との違いの1つです。

 

 
また、竜巻の発生する気象条件の1つとして、 「地上と上空の気温の差」が挙げられています。

地上と上空の気温の差が大きく、湿度が高い場合に上昇気流が起こると積乱雲が発生します。

 

そこに様々な方向から同時に風がぶつかると、上昇気流が高速回転を始め、それが竜巻になるのです。

竜巻が発生する時には発達した積乱雲が見られ、 雹(ひょう)が降ったり突然気温が低下したりするので、ある程度は発生を予測することができます。
 
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竜巻が発生しそうになったら!

つむじ風の発生は予測できませんが、竜巻の発生はある程度 予測できます。

 

もし、気象庁から竜巻注意報が発表された場合で、積乱雲が発達している時は、その後1時間程は不要な外出を避け、頑丈な建物の中の窓のない部分にいるようにするべきです。

 

竜巻の直撃を受けると、鉄筋コンクリートの建物でも窓が割られ内部が吹き飛ばされてしまうことがあります。

アメリカ等の竜巻がよく発生する地域では、 地下に避難場所を作っているケースもあるようです。

 

竜巻の移動速度は時速にして平均40kmを超していますので、走って逃げるなどは不可能です。

また、移動方向も予測がつきませんので、「反対方向に逃げれば」「進行方向と直角に逃げれば」などとは考えないほうがよさそうです。

 

テレビ番組などでよく耳にするのは、 「大きくて頑丈そうな橋の下に逃げ込む」というのが安全策だとされています。

 

つむじ風はさほどの被害は出ませんので、テントを建てている時に「吹き飛ばされる可能性」を頭の隅に置いておけばよいでしょう。

 

竜巻も起こってしまえば被害は甚大ですが、予測が可能ですので人的被害は最小限にできるはずです。

焦らず落ち着いて行動することが大切です。

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