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ナトリウム不足の症状!頭痛・吐き気・痙攣も!高齢者は危険!

ナトリウム不足 症状

ナトリウム不足の症状!頭痛・吐き気・痙攣も!高齢者は危険! | なるほど情報マガジン 「ナトリウム」は、地球上の大半の生物にとって重要な電解質です。

カリウムやカルシウム、マグネシウムなどの主要ミネラルとともに、人間の生命維持に欠かせない存在です。

 

しかし日本人は、以前から「塩分」として摂り過ぎの傾向があり、「減塩」運動が盛んに行われてきていますね。

高血圧対策としては良いのですが、それが過度になると 欠乏症が心配されます。

 

そこで、今回はナトリウム不足による症状や主な原因についてご紹介します。

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ナトリウム不足の症状!・頭痛や吐き気、むくみ、痙攣も!

ご存じのように、体内のナトリウム量が多いと 高血圧などが心配されます。

しかし、その一方で不足する事態が生じると、また違った「身体に様々な不調」が現れるのです。

 

もともと血液や消化液の働きに欠かせない物質ですが、摂取不足が起こると体内に蓄えていたナトリウムを使うことで生命活動をサポートします。

いわゆる体内に確保していた予備のものを使うことになり、身体も「ナトリウムを節約しよう!」として活動のペースを落とします。

 

そのため、体内の水分量や血液、消化液の量を減らそうとするのですが、これらが身体の不調として様々な症状を引き起こすのです。

 

たとえば、血液量低下により血液循環が悪くなることで、 頻脈、低血圧、頭痛、倦怠感、疲労感などが現れます。

さらに消化液の減少による食欲不振や吐き気を引き起こしたり、筋力が低下し筋肉痛が起こりやすくなったりすることがあります。

 

また、体内ではナトリウムとカリウムのバランスにより水分調節がされていますが、ナトリウムが不足することにより、カリウムとのバランスが崩れ 「むくみ」を生じることも…。

 

量が減少し続けることで状態がひどくなると、筋肉の伸縮にも異常が発生し、無意識的に筋肉が収縮するという症状 (筋肉の痙攣)が起こったりします。

 

その他にも、水を大量に飲むことで、身体の中の塩分濃度が一気に低下するため、神経の情報伝達が正常に働かなくなってしまう場合があります。

そのために精神的に障害が起きたり、昏睡状態に陥ることもあるのです。
 
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ナトリウム不足の原因・水分の摂り過ぎや病気も!

水分を摂り過ぎると、いわゆる「水中毒」になり、 低ナトリウム血症を起こすことがあります。

 

夏の暑い時期は、誰でも水分摂取が増えますね。

熱中症にならないために、たくさん水分を取る人が見られますが、一歩間違うと「水中毒」になる恐れがあるのです。

 

すると、水を過剰に飲むことによって、腎臓が尿を作る能力の限界を超えてしまい、様々な症状が出るようになります。

水分の排出は腎臓が担っていますが、必要以上の水分摂取は腎臓を疲れさせます。

 

また、体内のナトリウムとカリウムなどのバランスが悪くなり、そのため痙攣が起こったり、意識がなくなったりします。

これらのバランスの崩れは、時には命の危険さえもあるのです。

 

水分の摂りすぎで引き起こされる不快な症状は、 動悸、息切れ、不整脈 血圧が上昇する 下痢、嘔吐、排尿が増えるなど様々です。

 

特に、心臓に病気を持っている人の場合は、脱水に注意すると同時に、心不全を誘発する危険性が高まるため、水分の過剰摂取にも注意が必要です。

 

これらを回避するには、スポーツドリンクではなく、経口補水液を利用することをおすすめします。
 
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高齢者のナトリウム不足は危険!

高齢者はどちらかというと塩分過多による高血圧など、 過剰摂取による症状の方が多いのが特徴です。

しかし、夏場は熱中症などのリスクが高くなり、発汗等で実際に低ナトリウム血症による脱水症状を起こすことがあります。

 

高齢者の場合、熱中症で脱水状態に陥ると命に危険が及ぶため、十分な注意が必要とされています。

 

また、塩分が不足すると、神経伝達の機能がうまく働かなくなるため、 物忘れや意識障害、認知症などの発症原因にもなります。

 

もちろん塩分を控えることは体にとって良いことですが、過度な減塩も危険だということを覚えておく必要があります。

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